年末、一年の中で一番慌ただしいと言われる時期に、クンちゃんがフードを詰めて窒息寸前となる事件がありました…。
いつものようにドライフードを入れてあげると、ゲフンゲフンと咳き込みだしたので様子を見ようとした瞬間。
突然ひっくり返り、足をバタバタ動かしてもがきだしました…。
目は白目(?)を向いているし、口からは泡やよだれが出てきて…(実際、ゆっくり様子を見ている余裕がなかったので、曖昧でスミマセン)
見るからに「喉を詰めて窒息寸前」という状況でした。
その後、いつもの様子と変わらなかったため、獣医師に電話にて確認だけさせてもらったのですが、やはり…
ということでした…( ;∀;)怖い…。
実際に経験してみて感じたのが、「こんな最期を迎えてほしくない」ということ。
16歳になる高齢犬なので、いつかは…という気持ちはありますが、こんな最期だと後悔しか残らないですからね…。
そんな気持ちから、詳しく獣医師に対処方法を聞いてみたのでこの記事でご紹介していきたいと思います!
高齢犬を飼っている方はぜひ読んで見てくださいね♪
【予防】高齢犬が喉を詰めないように工夫をしよう!
ドライフードと缶詰などのウェットフード。
歯が弱くなってきたりあごの力が無くなってきた高齢犬には、水分がたくさん入っているウェットフードがおすすめです。
我が家のクンちゃんも今回喉に詰めたのはドライフードでした。
でも、高齢犬となると今まで食べていたフードを切り替えるのも心配ですよね…。
そのためクンちゃんの場合は今まで食べていたドライフードをふやかして、缶詰のウェットフードを少し足してあげることにしました。
実際に経験してみて感じましたが、ドライフードも完全に柔らかくならない場合も多く、さらに歳をとっていくごとに嚥下も悪くなってきます。
徐々にウェットフードの量を増やして将来的にはウェットフードのみにしていきたいと思います(*´ω`*)
缶詰の保存には以下のフタが便利ですよ♪
伸びる素材なので「サイズが合わない!」を解消してくれる商品です!
ドライフードを与える場合はふやかしてから
クンちゃんのフードの与え方は以下となります。
お皿にいつもより少し少な目のドライフードを入れて、かぶるくらいのお湯を入れます。
10分くらい置いておくと芯が残った程度にふやけてきます。
(そのため、完全にふやかすにはかなりの時間がかかると思われます)
そして缶詰を足して混ぜます。
高齢犬は運動量が少なくなりがちなので、太らないように量を調整します。
見た目はあんまり美味しくなさそうですが喜んで食べてくれます♪笑
ウェットフードのデメリット
水分量も多く高齢犬におすすめのウェットフードですが、ドライフードと比べて口の中に残りやすいようです。
マズル(口)が長い愛犬の場合は特に口腔内に残りやすいので、歯石予防のためにも歯磨きなどの注意が必要になります。
(愛犬の口腔ケアについては以下の記事で詳しくご紹介しています)
【前兆】フードを食べている時の様子に注目!
m*******************mさんによる写真ACからの写真
高齢犬が喉を詰めることが多いと書きましたが、以下のような特徴がある愛犬には注意が必要です。
我が家のクンちゃんですが、以前は悪質なブリーダーに飼育されており、殺処分寸前で保護した子になります。
フードをまともに与えられていなかった経験から、何年かかっても早食いは止まりませんでした…(;^ω^)
そして、ここ1年食べている最中に咳き込むようになっていましたが、「老化かな?」と思いあまり気にしていませんでした。(←これがダメだった…)
(クンちゃんの保護時の話は以下の記事でご紹介しています)
早食い防止のお皿などもありましたが、鼻がひん曲がるくらいの勢いで食べるのでケガをしそうでチャレンジできずにいます…(;^ω^)
参考動画:クンちゃんのごはん中動画
サプリを粉に切り替えてみた
同時に以前ご紹介した「認知症サプリ」も切り替えることにしました。
(認知症サプリ毎日一緒の記事はこちら)
効果は感じていたのですが、錠剤タイプのため泣く泣く変更です(>_<)
今回「毎日一緒」から変更したのは「カームワン」というふりかけタイプのサプリです♪
【カームワン】なら粉状なので錠剤タイプより安心です!
カームワンは管理栄養士と共同開発した愛犬の認知症・てんかん予防のサプリです。
・必要な成分だけを配合
・無料のフリーダイヤル相談センター
・お試し価格「1,990円」で一度の購入でも停止ができるので安心
粉状のふりかけタイプなので、高齢犬にとても使いやすいサプリとなります(*´ω`*)
ご興味のある方はぜひチェックしてみてください!
【応急処置】もし喉を詰めてしまったら・・・
それでは本題の「喉を詰めてしまったら」について獣医師に伺ったお話をご紹介したいと思います。
もちろんその時の状態や緊急具合によっても異なってくるとは思いますが、実際の経験談を含めてご紹介していきます。
口の中に手を入れて取り出すのは実際難しい…
愛犬が喉を詰めてしまった時に、口の中に手を入れて詰まったものを取り出すことは難しいです。
骨ガムなど大きい物だとすぐに取れるかもしれませんが、今回のようなフードになると手を突っ込んでも取れないばかりか噛まれてケガをする可能性が高くなります。
そして、冒頭でも書いたように手で掴めても「よだれ」や「吐しゃ物」などで滑ってしまい、さらに奥に詰めてしまうこともあるので、大きいもの以外は口の中に手を入れるのはやめておいた方が良いようです。
獣医師に聞いた応急処置について
「胸部を圧迫する」という話もよく聞きますが、愛犬がパニックになっている状況では専門家以外の方には難しいとのことでした。(また、ケガなどの恐れもあるとのお話です)
結論として、飼い主ができるおすすめの応急処置が以下となります。
クンちゃんの時もこれですぐにつまりが解消したので、今後も万が一の時はこの方法を試そうと思っています。
一番は「詰まらないように予防する」ことですね(*´ω`*)
愛犬が歳をとった…と感じたら予防をしましょう!
ここまで書いてきたことをまとめてみます!
前兆に関しては以下となります。
そして、予防は以下となります。
最後に万が一愛犬が喉を詰めてしまった時は…
実際に喉を詰めて苦しんでいる姿を見たら誰でもパニックになってしまいます。
事前に知識があるのとないのでは大違いですし、愛犬の老化にいち早く気付いて予防していくことが一番大事かと思います。