牡蠣にあたるのって怖いですよね…
色々怖い話を聞きますよね…。
確かに二枚貝である牡蠣はあたってしまうと症状が激しく、想像するだけで怖いです。
そんな事を言いつつ、私はいつも牡蠣のシーズンになるとほぼ週一回は直売所へ走り、2,3キロくらいの量をペロリと食べています。
買ってきた牡蠣の3分の1は生食で食べますし、それでも1回もあたったことがないんですよね。
お前、こんなに牡蠣食べるのに1回もあたらん(あたらない)とか奇跡やろ。
いや~。自称牡蠣マニアのmoimoiですが、むやみやたらに牡蠣を食べているわけではないんですよ!
実際には、こっそり色々なポイントをチェックして、安全に食べる事であたらずに済んでいるのです。
今回は「牡蠣購入から食べ方」に至るまでの秘儀を教えていきますよー!!
この記事を読んだら…美味しく、安全に牡蠣が食べれます♪
牡蠣の生態について知ろう!
重複しますが、自称牡蠣マニアというくらい牡蠣を愛しているので、「あたる」という事については十分に調べ上げています。(笑)
あたらないための方法をご紹介する前に、牡蠣の生態について知る必要があるんです。
牡蠣の水質浄化
牡蠣は水質浄化の王様です。
二枚貝は水質浄化にとても効果があり、プランクトンを取り込むために、水を吸い込んで吐き出すことを繰り返します。
濁った水に貝を入れると、浄化されるというのはこういった貝の仕組みから言われているのですが…、
そのため牡蠣は水質浄化にも一役買っているのです。
そして…。
それだけの量の水(プランクトン)を吸い込んで吐き出して…を続けるということは、牡蠣自身にも人間に害がある成分が蓄積されていきますよね。
これがいわゆるノロウイルスですね。
残念な事にこのノロウイルスや害がある成分を完全に除去する方法は、現時点で見つかっていません。
牡蠣にあたらないための注意点
「じゃあ、牡蠣にあたるかどうかは運しだいってことじゃん。」
極論を言えばYESです。
ですが可能性を限りなく低くすることは可能なんです!
購入から食べるまでの注意点に気をつければ、ほぼ牡蠣にあたることはありません。
実際に私も生食でかなり食べ続けていますが、あたったことないです。
それでは牡蠣マニアから注意点をお伝えしますね♪
①生食OKの海域から水揚げされているのか確認する
よくスーパーで「生食」と「加熱用」の牡蠣を見る事があると思います。
保健所が牡蠣が取れる場所の水質をチェックしていて、調査結果の元「生食OK」か「加熱用」か決まります。
私が生食で食べる牡蠣は、基準をクリアした物を食べていますのであたりにくいのです♪
②保管状態のチェック・水槽で保管されているか
行橋の永田カキ直売所さんは徹底した保管をされている販売者さんです。
私は基本的に、直売所で牡蠣を購入する際は「海水が循環している浄化水槽に牡蠣が保管されているか」を確認します。
牡蠣は先述したように、一日に多くの水を取り込み吐き出します。
そのため一般的な食べ物でいわれる、「新鮮だから美味しい」という考えは少し危ないのです。
採れたての牡蠣は保健所等の水質検査で基準値をクリアしていても、良いも悪いも多くの成分を蓄積している状態で水揚げされます。
水揚げされてから2、3日程、殺菌された浄化用水槽でブクブクされることで、余計な成分を吐き出し安全に食べれるようになるのです。
生食する際は、購入時に水槽で保管されているのか必ず確認しましょうね♪
もちろん水槽で管理されている牡蠣は、直前まで海と同じ環境で生きているので新鮮には変わりなく、とっても美味しいのですよ!
③買ってきたら、丁寧に洗う
人間に害のある成分が含まれているというお話ですが、一番気を付けて欲しいのが、外側(牡蠣の殻)です。
泥や寄生している生物などが殻に付着している場合がありますので、買ってきたら丁寧にブラシかたわしで洗いましょう!
「牡蠣を食べるときに、殻に口をつけると菌が体に入る」という話をよく聞きますよね。
ごもっともかと思います。
長い間、海の水にさらされていたのですから。そりゃ変な菌でもついてるかもしれません。
でも…。
加熱調理した後の美味しいスープに口もつけないなんて勿体ない!
牡蠣の汁も飲んでこその牡蠣マニアだ!!( `ー´)ノ
とはいえそれでもあたるのは怖いので、丁寧に洗ってから食べましょうね♪(笑)
④心配な時は熱を通す
今まで書いてきた条件で牡蠣を販売しているところがあれば良いのですが、なかなかそうはいかない事もありますよね?
お歳暮などで送ってもらった牡蠣なんかは保管状態は分からないですし…。
次の日仕事や大事な予定もあるし…。
そういった不安が少しでもある時は、必ず加熱して食べましょう!
「カキの中心部を85~90℃で90秒以上加熱」
これをすることで、心配なウィルスを死滅させることが出来ますよ。
⑤体調が悪い時には食べない
これは家族や知人を見ての経験談なのですが、同じ場所・同じ牡蠣を食べて体調を壊してしまった人と、平気だった方がいました。
結論からいうと「体調次第」という事です。
風邪も免疫力がない時にかかりやすいですよね?
牡蠣は栄養価がかなり高い食べ物です。
体調が悪い時にたくさん食べると、体が栄養を処理しきれなくなってしまい発熱や下痢を引き起こす事があります。
これはノロウイルスなどとは全く異なる体調不良なので、私は牡蠣にあたった内に入らないと思っています。
体調が悪い時はなるべくたくさん食べないようにしたり、体調万全で美味しく食べるという事が大事ですね!
殻付きの牡蠣を簡単に開ける・調理する
安全な牡蠣の購入方法が分かったところで、牡蠣の「開け方」をご紹介しようと思います!
「カキフライ」「牡蠣ごはん」「ソテー」など、殻付きのままでは調理出来ない事もありますよね。
そんな時のために、画像付きで詳しく牡蠣の開け方をご紹介しようと思います!
安全に牡蠣を開けるために準備するもの
安全に牡蠣の殻をあけるための道具は以下となります。
初心者の方はこれだけあれば大丈夫です!慣れてくるとパパっと開ける事が出来ますよ!
それでは牡蠣の開け方の手順を紹介します!
ポイントは「貝柱」の位置
画像で右上に見える丸い部分が牡蠣の貝柱です。
この部分を切ると簡単に開きますよ。
牡蠣の上下を判断
牡蠣の上下を判断します。↑上の画像にあるように、平たい面が上で膨らんでいる方が下になります。
貝柱の位置・殻の裏
開けてみるとこんな感じになってます。
貝柱があった場所は黒くなっている部分ですね。狙うはこの位置です!
貝柱を切る
どの牡蠣も貝柱の位置はほぼ変わりませんので、ナイフを入れて貝柱を切ります。
この時にナイフを上の殻に沿うように入れると、身が崩れずに上手くいきますよ♪
うまく切れるとパカっと開きます。
初心者の方は先にカットすると怪我が少ない
一番怪我をしやすいところが、ナイフを殻に差し込む時です。
そのため慣れていない方は、怪我をする前に少し斜めに2cmくらいカットしておきます。
先にカットしておくと↑上の画像のように、ナイフを差し込みやすくなって怪我をし辛いので、この方法をおすすめします。
電子レンジで簡単調理♪
殻付き牡蠣を開ける事で、色んな料理を作ることが出来ますが、一番お手軽に牡蠣を食べる方法は、「電子レンジ」で簡単調理になります!
お皿に牡蠣を並べる円状に並べる
開く方を外側にして、先ほど画像で紹介した牡蠣の上下に気をつける。
(逆にしてしまうと、汁が全部流れてもったいないです…)
ふんわりラップをかける
ピチっとラップをかけてしまうと、加熱した時に殻が開きにくい事と、加熱中にポンっと跳ねる事があるので、必ずふんわりラップをかけましょう。
電子レンジで加熱する
600wで4分くらいが目安です。
サイズや個数によって時間が変わります。
4分を目安として調理中の様子を見ます。
殻が開いたら加熱OKですが、開いてない牡蠣は30秒ずつ加熱してみましょう!
殻の噛み合わせの問題で火が通っているのに開かない場合は、最初にご紹介した「牡蠣の開け方」で開けて下さいね♪
注意点を意識して食べれば、怖くない!そして…怪我をしないように
牡蠣の殻は思っている以上に鋭く、ナイフを入れる時に、手が滑って怪我してしまう可能性もあります。
ご紹介した方法でも、怪我をしないように十分に気をつけてくださいね。
注意点を意識して購入したり食べたりする事で、不安なく美味しく味わえますよ!