北九州で育った私は、もつ鍋も水炊きも家庭料理の感覚です。
夕食で「鍋」といったらこのどちらかをイメージします♪
家庭によって具材などは変わってくるかと思いますが、北九州市付近の家庭では、水炊きに「ふぐ」が入る事もあります。
下関が近いので新鮮なふぐ(ふくとも言います)が低価格で手に入る環境だからだと思います。
今回は、福岡を代表する鍋料理である「もつ鍋」と「水炊き」について、ルーツや美味しいお店等を紹介していきたいと思います!
観光などで来られた際は、ぜひ参考にされてみてくださいね♪
もつ鍋について
福岡のソウルフードといっても過言ではないもつ鍋ですが、スープの味は「しょうゆ」「みそ」「塩」の3種類あります。
我が家でもつ鍋をする時は、基本的にしょうゆベースのスープを作るのですが、お店などに行くと、みそ、塩ベースもよく見ます。
おもな材料は以下のとおり。
・〆には「ちゃんぽん麺」がおススメですよ!
もつ鍋のルーツ
昭和21年頃に和菓子店であった万十屋さんが、終戦後に小麦粉などが手に入りにくい状況に困り、和菓子に代わる商品を作るために考案されたものが、すき焼き風の元祖もつ鍋と言われています。
当時は終戦後で十分な食料が手に入り辛い時代であったことから、安値で手に入れられる「モツ(内臓)」をどうにか販売出来ないか…、という事で始められたそうです。
当時は今のようにキャベツなども入っていない時期もありましたが、時代とともに普及していき今の「もつ鍋」という形になりました。
もつ鍋のお店が多くなってきた時期は昭和50年頃からになります。
もつ鍋が食べれるおススメの店
福岡を歩くと「もつ鍋」と看板に書かれたお店が多い事…。
県外から福岡に来た友人やお客さんに、もつ鍋を食べて欲しいと思ってもそのお店の多さに選びきれない状態になります(笑)
福岡観光に来られた際も、どのお店に入れば間違いないのか心配になりますよね…。
そこで、福岡に来られた際にぜひ食べてほしい、おすすめのもつ鍋店をまとめてみました♪
もつ鍋 万十屋
先ほどご紹介した元祖・もつ鍋の万十屋さんです。
創業当時の味を守り続けているので、もつ鍋はすき焼き風の味になっています。
今でも口コミが多い名店です。
もつ鍋専門店 元祖 もつ鍋 楽天地 天神本店
「これが福岡のソウルフード!」といっても良いくらいのインパクトがあるもつ鍋が出てきます。
ニラが倒れるんではないかと心配になりますよ(笑)
こちらのお店は高級志向ではなく、気軽にもつ鍋をワイワイと楽しむような雰囲気になっています。
もつ鍋 おおやま本店
全国展開している大手のお店です。
九州だけでなく大阪・東京・神奈川・宮城にも出店されています。
オンラインショップもあるので手軽にお取り寄せもできますよ♪
博多 華味鳥
こちらも全国展開されているお店です。
かなり大きなお店ですので、私は福岡でもつ鍋・水炊きを食べるなら「華味鳥」さんに行けば間違いないと思っています。
お歳暮などのギフトでも重宝させていただいてます♪
博多表邸 本店
ワンランク上の、おしゃれなお店でもつ鍋を食べたいならココ。
全室個室で掘りごたつなのが嬉しいです。
水炊きについて
家庭料理の水炊きは手軽に食卓に出る料理になりますが、お店で水炊きを食べるとなると少し「高級」な気がします。
もつ鍋は「ソウルフード」と呼ばれるくらいお手軽感があるのですが…。
水炊きは格式高い料亭などで出されている事があるので、そのようなイメージがついているのかもしれません(笑)
福岡で食べられている水炊きのスープは白濁した鶏出汁。お店などで食べる場合も昆布や鶏の深みのあるスープが多いです。
入っている具材は以下となります。
・鶏肉(博多ブランド 華味鳥が有名)
・白菜(wikiではキャベツと書いていましたが、一般的には白菜だと思います)
・椎茸などお好みの具材
・〆は雑炊が多い(うちの家庭ではマロニーちゃんです 笑)
水炊きのルーツ
福岡の水炊き発祥のお店といえば「水月」さんであることが有名です。
創業されたのが明治三十八年と聞くと驚愕ですよね…。
とはいえ「水炊き」というお鍋は、全国各地で親しまれている調理方法となります。
全国各地でルーツは異なるのですが、福岡の水炊きは「水月」さんの創業者が、中国の鶏の水煮からヒントを得て福岡へ持ち帰ったとされています。
また、お店で水炊きを注文した後に、スープが湯飲みに入って出てくることがあります。
これは「自慢のスープをまず召し上がって欲しい。」という意味合いで出されるものになりますので、お塩を少し入れてまずはスープを堪能しましょうね♪
水炊きが食べれるおすすめの店
水炊きが食べれるおすすめのお店をご紹介します。
博多水たき元祖 水月
水炊き発祥のお店とご紹介した水月さんです。
博多で水炊きを食べるなら、まずはここを押さえておくべきです♪
博多 華味鳥
もつ鍋店のおすすめとしてご紹介した華味鳥さんですが、水炊きも美味しいですよ♪
華味鳥さんはもつ鍋も美味しいですが、本領を発揮されるのはやはり水炊きかと思います。
華味鳥ブランドの鶏肉は、コラーゲンたっぷりでプリプリで美味しいんですよ!お取り寄せも出来ますので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
水たき 長野
老舗お店で味がしっかりついた鶏のだし汁は、ついつい飲み過ぎてしまう事もあるとか…。
なかなか予約が取れないお店のようですので、行かれるご予定がある場合はお早めにどうぞ!
日本料理 てら岡 中洲本店
高級感あふれる日本料理店になります。
格式高いお店ですので両家顔合わせや、還暦祝いなど親族での集まりにどうぞ。
ビジネスで接待に使うのも良いかもしれませんね♪
水たき いろは 博多店
福岡の水炊きという枠を超え、大阪に進出している大人気店です。
白濁の鶏出汁はうまみが凝縮されていてクセになりますよ!
近くに行く事があれば、個人的にもう一度食べてみたいと思うNO1です!
福岡のお鍋事情まとめ
もつ鍋も水炊きも、どちらも捨てがたいですよね…。
2泊3日の観光であれば、「1日目夕食→水炊き 2日目→もつ鍋」と食べてもらいたいくらい美味しいです(*´ω`)
昼食は「豚骨ラーメン」を食べて、夕食後は焼き鳥屋で「焼豚足」と「豚バラ」を食べて欲しいし…。
サバの「ゴマサバ」も食べて欲しい…。
言い出したらキリが無いほど、福岡にはたくさんの美味しい物があります♪
お手軽なお取り寄せも出来ますので、遠方でなかなか福岡に来れない方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
それでは、今回もここまで読んでいただき、ありがとうございました!!
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