【北九州市の成人式】派手な理由について地元民が答えてみた

北九州

平成最後の成人式が全国各地で行われました。

成人された皆様、おめでとうございます!

地元北九州市も、1月13日(日曜日)にメディアドームで無事に執り行われ、思い思いの衣装を身にまとった新成人で盛り上がりました。

メディアにも注目される「北九州市の成人式」ですが、とにかくど派手な衣装を来た新成人をイメージされる方も多いのではないでしょうか?

テレビで北九州市の成人式を見ている方は、派手な衣装でインタビューを受ける新成人を見て、マイナスなイメージを持たれる方も多いのではないかと思います。

実際に、他の地域で成人式をした私の夫も、最初は「理解出来ない」と言っていましたから…。(同世代でもこのイメージですから無理はないですね)

そんな北九州市の成人式を受け入れて欲しい!とまでは言いませんが、どんな理由で派手な衣装を着るのか、少しだけでも知ってほしいと思っています。

見る目が変わってくるかもしれませんよ!

 

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自分の成人式の時はどうだったのか(十数年前)

私自身は十数年前に、2018年元旦に閉演したスペースワールドにて北九州の成人式に参加しました。

若いですね…。

今の時代のド派手な振袖ではないですが、普通の新成人であればあまり選ばないような、黒地に紫がキーカラーとなっている振袖を選びました。

写真では分かりづらいですが、ヘアカラーは右半分だけ真っ黒。左は茶色です。

 

あまり目立つタイプではない私でしたが、このような衣装を選ぶくらいですので、「個性を出したい」という北九州市の新成人の気持ちが伝わるのではないでしょうか。

成人式当日は、この振袖にビジュアル系バンドがつけるような真っ黒な羽のゴージャスなショールを着けていきました…。(笑)

一般的な白いショールなんてつけたくない!って思ってましたから。

さて、当時から派手な衣装の新成人は多くいましたが、もちろん全員が派手な衣装というわけではありません。

普通のスーツを着たり、一般的な振袖を着ている人が大多数でした。

派手な衣装を着る人達はいましたが、一部といった感じでしょうか。

「10人いたら1人は派手」という割合で、中学時代の仲間とお揃いするケースが多く、「○○中!」のような扇子を持っている男性が多かったですね。

女性で派手な衣装を着ている人はあまりいなかった印象があります。

 

少しやんちゃをしていた一部の男性達が、中学校の仲間と一緒にお揃いで衣装着る

これが十数年のスタンダートな北九州市の成人式でした。

オラオラな時代だったからですね。ご察し下さい。

それが時代と共に、男女問わず、中学校の仲間という縛りもなく、個人でも個性あふれる衣装を着るようになった…という流れで進化していきました。

最近の新成人の方は本当に個性がすごいですよね。

アーティスティックな方もいますし、本格的なコスプレをして式に参加される方もいるので、新成人から見た北九州市の成人式は「個性を見せる場所」であり「自分のこれまでの思いと、これからの希望を表現する場所」という認識なんですね。

 

個々の思いが込められている

私の友達のお話ですが、プロの美容師を目指していて両親も美容師。

いつも「両親を超える美容師になりたい」と言っている子がいたのですが、成人式を終えてから、すぐに上京して本格的に腕を磨く予定でした。

両親への感謝の気持ちと、「これから自分はプロになる為に頑張っていく」という意気込みを当日衣装に表現してきたのですが…。

「自分の持てる技術を全部してきたよ!」と言っていた彼女のヘアスタイルは、色は真っ赤、ありとあらゆるパーマがかかっていて、左半分の髪の毛は綺麗に剃りこみ、数えきれない程のリボンがついていました。

言わずもがなメイクも衣装もド派手です。

正直に言いますと、「センスがいいですか?」と聞かれたら、答えはNOです(笑)普通の場面だったらね。

実は彼女のヘアスタイルには本人なりのこだわりがあって、無数のリボンは幼い頃から両親に結んでもらっていた思い出のリボンで、真っ赤な髪も、パーマも、彼女が両親から教えてもらった技術でした。

そうなんです。彼女は上京する前に、両親に今の技術を見せたかったのです。

そして、「頑張ってくるよ!」というメッセージを感謝と共に伝えたかったんでしょう。

前撮り写真を見せてもらいましたが、至って普通のヘアメイクと衣装でしたし…。


 

北九州市の新成人の中には、彼女のように色々な思いがあり、その思いの表現として派手な衣装やヘアメイクをする人がいます。

その伝統のようなものが徐々に受け継がれてきた事と、成人式を自分の気持ちを表現する機会だと考える人が増えてきた事から、今や全国が注目する「北九州市の成人式」になってきたという事ですね。

まぁ…、始まりはやんちゃな男性による中学校の仲間意識(目立ちたい)から始まったかもしれませんが、個人的には今の形になった成人式を温かく見守っていますよ!何より、見てて楽しいという感覚ですね。

 

地元の人達の感覚

派手な恰好の成人式について、マナーが守れていて、人に迷惑をかけないのであればどんな格好でも問題ないと思っています。

実際に、派手な衣装を着る人達のほとんどが、自分で衣装代を払っています。

成人式の衣装代を払うために一生懸命働いて、何年間も貯金をして、友達と段取りを組み、どんな衣装にするのか長い期間話し合って…という見えない過程があるんですよね。

北九州市の成人式は、そういった頑張りが表現されるたった一日なのです。

その一日が終わればいつも通りの日々を淡々とこなしながら、夢に向かって努力を続ける…。

「結婚式」に似ていると言ったら分かりやすいですね!

地元の人達の意見として、もちろん派手な衣装に否定的な人はいますが、最高の晴れの日を迎える為に努力をする新成人の姿を、直接目にはしなくても気付いているものです。

「自分のしたいようにしたらいいじゃない」という考えの人が多いですね。

成人式を終えたばかりの世代だけでなく、高齢の方も「若いから好きなようにしたらいいのよ!」や、「自分の時もあんな成人式だったら楽しかっただろうな」という意見もチラホラ…。

否定的な人より、むしろ肯定的な人が多いように感じます。

【関連画像】その場で撮った写真を両親にはがきで送るコーナーも
毎年、参加者のど派手な衣装が全国的な話題になる「北九州市成人式」が1月13日、「北九州メディアドーム」(北九州市小倉北区三萩野3)で行われた。

 

自立した成人になる為に

北九州市は「あるあるシティ」があり、マンガ・アニメ・ゲーム・アイドルなどポップカルチャーにおいて九州一の聖地を目指しているので、こういった個性が光る成人式はどんどん発信していけば良いと思っています。

北九州って面白そう!と思ってもらえたら儲けものじゃない?と思います。

派手さばかり取り上げられがちですが、しっかりとした考えをもって晴れの日を迎えている事を考えると、衣装も前撮り写真もすべて親から支払ってもらって、言われるがまま何も考えずに成人式に出席している新成人より、よっぽど立派だと私は思います。

新成人の方々には、今持っている気持ちを忘れずに、自分の意志をしっかりと持って、自立して頑張っていただきたいですね♪