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皆さん、クレジットカードの請求額と使用履歴をチェックしていますか?
大手ネットショッピングサイト「A社」で勤めていた時、この「カードの不正利用」についてお問い合わせを受けることがありました。
お客様の多くは基本的に「怒りの感情」のままお問い合わせされることが多く、中にはパニックになられる方も少なくありません。
そりゃそうですよね。
自分が使った覚えのない請求が突然判明したら、誰だって不安な感情になるものです。
怒りやパニックになっている根本には「不安」があるので、それを取り除く必要があります。
どうやって取り除くのか…。
「どうしてこうなったのか」という疑問に対して明確な説明が必要ですよね。
きちんとした「説明」を行い、納得したうえで提示した対処法を行ってもらうだけなのですが、感情が揺さぶられている人は…正直に言いますと「聞く耳を持たない」場合が多いのです。
決して批判しているわけではありません!不安があれば誰だって怖いものです(*´ω`)
そこで、元コールセンター勤務の私が「不正利用にあった時の対処法」や「考えられる原因」をブログでご紹介しようと思います。
問題の経緯も含めてご説明していきますよ~!!
※Amazonの対応方針変更などにより、以下ご紹介する情報が古くなる場合がありますのでご了承のうえ読み進めてください
Amazonのクレジットカードの登録方法について
まずはじめに、Amazonのクレジットカードの登録方法のご説明をします。
結論から言うと、
(アカウントの登録状況によってはセキュリティ番号の入力が必要な場合もあります)
「Amazon、それってセキュリティ的に大丈夫なの?」と思われる方も多いでしょうが、
上記のような場合は、「注文する時点」でクレジットカード情報の再入力が必要となります。
Amazonのクレジットカードの登録方法(画像付きで説明)
①Amazonトップページからアカウントサービスへ。お支払方法のところをクリックします。
②上記の画面となり、登録されているクレジットカードの一覧が表示されます。
下の方に「カードを追加」があるのでクリック。
③登録したいクレジットカードの情報を入力すると、自動的にカードの種類(JCBやVISAなど)が表示されます。
入力内容に間違いがない場合は「クレジットカードを追加」を押すだけで完了します。
なぜ「不正利用」の請求がきたのか?いろいろなパターンをご紹介
注文の段階でセキュリティコードなどの入力も行う必要があるのに、なぜ「不正利用」されてしまうのか。
「Amazonが情報漏洩したんじゃないの?」と思って問い合わせされる方がいますが…。
Amazonのサーバーがハッキングにあった?コールセンターの人が情報を漏洩した?
いざ、わが身になると疑問がいろいろと湧いてきますよね…。
でもちょっとだけ考えてみてください…。
Amazonがクレジットカードの情報漏洩をしたのであれば、もうそれは大変な大ニュースになること必至ですよね。
それがないということは問題はAmazon側ではないこと、また、問い合わせしてもAmazonからは話しにくい(断定できない)理由があるのです…。
ちなみにお問い合わせを受ける担当者は、お客様情報が全部見れると思いがちですが、実際にはクレジットカードの下数桁のみしか確認できません。
そのため、お問い合わせ担当者がクレジットカードの情報を漏洩することはないということになります。
それでは「不正利用」の問い合わせでよくあるパターンをご紹介します!
不正利用の問い合わせのほとんどが「家族・知人」が利用している
先にご説明したとおり、クレジットカード番号全桁、有効期限、名義人の情報があれば、Amazonのアカウントにクレジットカードを追加することは可能となります。
不正利用の問い合わせで一番多いパターンが以下となります。
カードの所有者が知らないうちに、家族や知人が自分のAmazonのアカウントにクレジットカードを登録していた場合です。
Amazon側はそのアカウントが「家族なのか」の断定は出来ません。
例え不正利用しているアカウントが特定でき、名前や住所の登録が確認できたとしても、「家族」とAmazon側が断定するわけにはいかないのです…。
戸籍謄本が見れるわけでもない…。
勝手に家族とは明言できない…。
そして、問い合わせしてきた方以外のアカウントの情報を伝えるわけにもいきません。
そんなことをすると、それこそ「個人情報の漏洩」となってしまいますよね。
そのため、頑張っても…「お名前や住所などの登録状況から、ご家族や知人様の可能性が高いと思われます」という回答しかAmazonはできないということになります。
クレジットカードの不正利用があったと思ったら、まずは思い当たる家族や知人に確認しましょう!
もしかしたら、ご家族や知人もカードを登録したことを忘れたまま、デフォルトでお支払いに設定されているかもしれません。
うっかりパターンとして・・・「重複した自分のアカウントがあった」
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現在は同じメールアドレスで新しいアカウントを作成することはできなくなっていますが、以前Amazonでは「同じメールアドレス」や、「携帯番号」でアカウントを作成することが出来ました。
うっかりパターンとして、アカウントがあるにも関わらず新しいメールアドレスなどで新規にアカウントを作成してしまい重複。
それに気づいていないという事があります。
注文履歴を見ても一つのアカウントしか確認しておらず、そのアカウントの注文履歴しか見ることが出来ないので…、結論をいうと、注文したことを忘れてしまっている場合があります。
特にスマホとPCなどで使い分けしている方や、ファイヤーTVなどいろんな端末でAmazonを利用している方に多いようです。
この場合も家族で使っている端末で、カード名義人が知らないまま注文が確定されていたということも考えられますね。
丁寧なコールセンターの人ならば、「他にアカウントをお持ちではないですか?」と聞いてくれます。
もちろん、問い合わせの時に自分から「重複したアカウントからの注文ではないですか?」と聞いてみても良いと思います!
第三者が利用している場合「本格的な不正利用」
不正利用について問い合わせをして、「第三者の利用の可能性が高い」と回答があった場合、その回答のとおり、問い合わせしたアカウントではクレジットカードの利用が確認出来なかったということになります。
ここまで記事を飛ばさず読んでいただいた方は、問題が自分側にあるかも…。と察していただけるかと思います。
クレジットカードを落とした事はないでしょうか?
今やスキミングや使っている端末のウィルスなどでカード情報を読み取られたり、色々怖い話も聞きますよね…。
全く利用の心当たりがない場合、Amazonはクレジットカード会社に確認してほしいと誘導します。
クレジットカードは本人ではない第3者によって不正に利用されたものと認められた場合、補償が適用されます。
参考としてAmazonのクレジットカードの発行元である三井住友カードさんの該当ページを以下に記載しますが、実際は不正利用があったカード発行元に保証について確認してみてくださいね。
ここでも同じことが言えますが、「このパターンだったら保証されますよ!」などAmazonは明言することができません…。
この後の対応はカード会社となるので、あくまでも「問い合わせのあったアカウントで注文があったのか」ということしかAmazon側は回答できないということになります。
勝手にログインされて注文されている【注文履歴で確認できるパターン】
不正利用のパターンとして「勝手に自分のアカウントにログインされて注文」ということがあります。
この場合に考えられることは、ログイン時に利用する「メールアドレス」と「パスワード」を第三者が使っているということですよね。
元カレのメールアドレスは分かるし、パスワードも大体アレでしょ?
報復で勝手に注文しちゃえ!!
メールアドレスとパスワードが分かれば、こんなことも出来てしまうわけです…(*_*)怖い…。
そのため、「パスワードを定期的に変更する」だけで、未然に防げる問題もあります。
不正利用がされないように予防することと、対処法まとめ
記事が長くなってきましたが、ここでまとめようと思います。
予防としてできることは以下のようなものですね…。
また、第三者に不正利用されてしまってからの対処法としては、
まず何より先にカードを止めてもらう必要があります。
被害が拡大してしまう前にすぐに利用を停止してもらいましょう。
そして、一番大切なことは…。
カードの利用状況を定期的にチェックすることです。
個人的に思いますが、Amazonは同じ日に購入した商品であっても、発送が分かれてしまうと請求自体も分かれてしまうため、実際のカード請求額と照らし合わせることが非常にしづらい!!
ここが改良されればいいのになぁ…。
面倒な作業になりますが…、請求額と注文履歴のチェックは定期的にしておきましょう!
そうすることで、「不正利用」なのか、「不明請求」なのかはっきりしてきますし、万が一のことがあった場合に、早期発見できる方が絶対に良いですよ(*´ω`)!