猫ちゃんを飼っていて、突然部屋から変な匂いがする…とお困りではありませんか?
それはもしかすると「スプレー」と呼ばれるマーキング行動の匂いかもしれません。
実はメス猫もマーキング行動としてスプレーをすることがあるのですが、オス猫と比べると可能性はかなり低くなります。
最近うちのとら♂もマーキングをする事が多くなってきました…。
そのため獣医さんにとらちゃんの去勢手術の相談に行ってきました!
さて…。
マーキングするという事は、飼っている猫がオスであれ、メスであれ、何か猫からのメッセージがあると解釈して間違いありません。
それではマーキングについて予防策と解決策をご紹介いたします!
マーキングについて
マーキングは、猫同士の縄張り争いの際にしたり、自分のもの!と強調したい時に行う行為です。
よくあるパターンとしては、大好きな飼い主さんのお布団にシュッとやってしまったり、お気に入りの寝床や場所などにすることが多いようです。
発情期ではないか
一般的に猫の発情期は「春」と「秋」と言われていますが、この期間中マーキング(以下スプレーとします)の可能性が非常に高くなってしまいます。
発情期のシーズンは2週間から3週間続きますので、この期間中ずっとスプレーをされ続けた日にはたまったもんじゃありません…。
ストレスが溜まっていないか
他にはストレスなど心因性の問題もあります。
飼い主さんに不在が増えてしまったり、忙しくなってあまり構ってあげられない時に、飼い主さんの目を引くためにスプレーをする子もいます。
多頭飼いや新しい子を迎えた時などに、先住猫ちゃんがスプレーをして威嚇という事は多く見られ、moimoi家の場合も、とらを迎えた際にひじきが去勢済にも関わらずスプレーしてしまいました…。
予防策は?
それでは実際にスプレーを発見した時にどんな事をしたら良いのか書いていきます。
去勢を行う
獣医さんに確認したところ、「スプレーを始めた初期になるべく早く去勢してあげると、90%以上は治る。」ということでした。
実際に、うちの「てんちゃん」もスプレー行動に悩まされた時期がありましたが、去勢をしてから一回もしていません。
ストレスを解決する
去勢しても治らない場合は何かストレスを抱えていないか考えてみましょう。
後、一番大事なのがこれです。
トイレが汚れていたり気に入らないと、その他の場所でトイレをしてしまう事があります。
厳密にいうとこれはスプレー行動とは異なるのですが、スプレーも濃い尿臭がするので、スプレーと勘違いする場合もあります。
神経質だったり綺麗好きな猫ちゃんは、少しトイレが汚れているだけでもお気に召さない場合もあるので要チェックです。
具体的な方法…スプレーしてしまっている場合
・朝起きたらベッドから凄い匂いがする…
・お気に入りのバックから大変な匂いがする…
・アウターを羽織った瞬間、ふわっと匂って疑心暗鬼になる…
これらは実際にmoimoiの経験談です(;^ω^)
仕事に行くときに、どこかにスプレーされているのではないかと不安になりながら、手持ちの物すべて出勤前に匂いを嗅ぎまくってました。
もう、慣れてくると鼻が麻痺して分からなくなってしまうんですよね…。
応急処置にはなりますが、今後同じ場所にされないようにするため、お布団や衣類は匂いが完全に消えるまで何度も洗濯しましょう!
原因を取り除くしか方法が無いので、洗濯を繰り返すことにつきます。
なかなか洗えない家具やマットレスなどは、綺麗に拭き取った後は消臭スプレーで念を入れます。
猫の嗅覚は鋭いので必ず無香料の物で対応しましょう!
※ペットの消臭剤について、良い商品が見つかりましたので記事にしています♪
注意点としては…
猫ちゃんの本能的な事なので、絶対に怒らないで下さいね。
(拗ねてまたストレスを溜めてしまうと悪循環です)
マーキングは猫ちゃんからのメッセージ
猫のマーキングについて書いてきましたが、「さてお出かけ!」という時にスプレーされている事が判明すると本当に腹が立ちます…。(人間ですもの)
でも、そんな気持ちはグッと抑えて考えてみてください。
あなたの可愛い猫ちゃんから、何かのメッセージが潜んでいるかもしれません。
おまけ・・・サガちゃんの話
以前、飼っていた「サガちゃん」という猫ですが、尿の匂いから「スプレーしてる!」と思って獣医さんに連れて行きました。
獣医さんも「スプレーでしょう」との診断でしたが、その3日後に急に亡くなってしまいました。
尿が出なくなってしまう病気だったようで、体から濃い尿の匂いがしていたという事で獣医さんもスプレーと誤診してしまった…、という悲しい結果でした。
1歳にならない大切な家族を亡くしてしまいました。
マーキングだから!と気軽に考えずに、物言えぬ動物相手なので飼い主がしっかりと観察してあげることが大事です。
最後にしんみりしてしまう内容となりましたが、あなたの猫ちゃんがいつまでも元気で、幸せでありますように!
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