【ブリッジと部分入れ歯】どっちにする?30代で部分入れ歯に決めた話

生活・雑学

「8020(ハチマルニイマル)運動」って聞いたことがありますか?

日本歯科医師会が平成元年から推進している運動で、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。

この8020運動で言われている「残存歯」ですが、根っこが自分の歯であればカウントされるそうなので、抜歯をしなければ大丈夫ですね(^^)/

親しらずも含めて永久歯は32本となりますが、現在のみなさんの歯は何本あるでしょうか…?

日頃からのケアを大切にして、歳をとっても自分の歯で食べたいですよね♪

 


そんなことを言っている私の話ですが、最近差し歯の1本が歯根破折(歯の根っこが割れてしまう)となり、歯茎が腫れてしまいました。

※前回記事にして詳しくご紹介しています。

【歯根破折】10年以上の差し歯は要注意!前歯が無くなった私の経験談
突然ですがmoimoi、前歯が無くなりました!! 薬が効いている間はこんな感じでスーパーポジティブで楽しんでいたのですが、効果が切れる頃には痛みで悶絶…。 今回、前歯がなくなった原因が「歯根破折(しこんはせつ)」というも...

 

前回の記事では、「差し歯の土台を取りました」というところまでご紹介していたのですが、今回の記事ではその後の進捗をご報告したいと思います。

結論から言うと、わたくしmoimoi…

30代で部分入れ歯になります!

冒頭の8020運動の話にもあるとおり、なるべく「抜歯」をしない方が、歳をとった時にも良いということが前提としてありました。

お医者さんと相談した結果、ブリッジではなく「部分入れ歯」が最善であるとの判断に至り、なんとその金額が20万円…

なぜこのような決断になったのか写真も含めてご紹介していきます。

※以下の記事は実際の口腔内の写真も掲載していきます。苦手な方は、ここで読むのをやめてくださいね(;^ω^)

 

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私の前歯の状態

前歯(差し歯)

前歯(差し歯)

子どもの時から「上の歯5本が差し歯」だった私ですが、口腔内は画像の状態。

数十年つかっていた差し歯部分は変色してしまい、歯茎との隙間もありました。

さらに表面は欠けてしまっているところもあり、黒くなっていますね…。

審美的には全くよろしくない状態でした(;^ω^)

そして、ある日突然前歯の歯茎が腫れてしまい激痛に見舞われてしまいました…。

「歯根破折」といい、長年かかっていた圧力などによって、差し歯の根元部分が縦に割れてしまい、歯茎が炎症を起こして膿が溜まっていました。

 

歯医者さんに不信感があり病院を変わった

すぐに歯医者へ行き、炎症を起こしてしまっている部分の膿を取り除くために、差し歯の土台を取りました。

ここまでが前回の記事でご紹介したお話ですが、その後腫れが引いた後に問題が起こりました。

当時通っていた歯科医から、なんの説明もなく根っこの部分を「抜歯」されてしまったのです。

差し歯に隠れていた部分には虫歯も・・・(お見苦しくてすみません)

差し歯に隠れていた部分には虫歯も・・・(お見苦しくてすみません)

それまでも説明がないことに若干の不安を感じていましたが、何も言わずに抜歯されたことで一気に不信感が出てきました…。

もちろんこの後どういった治療となるか説明もありません。

聞いてみても「とにかく腫れが引かないとね~」と流されてしまう始末…。

そこで信頼できる歯医者さんを探して、知り合いや口コミなどを参考にした結果、今の歯科医にお世話になることになりました(^^)/

この流れを経験して思う事は…。

説明を十分にしない歯医者さんでの治療は絶対にやめておきましょう!

抜歯してからでは後の祭りになりますよ…。

 

抜歯された前歯~ブリッジ?部分入れ歯?

はじめて行った新しい歯医者さんですが、初診の時に1時間ほど時間を取ってくれて、丁寧に今後の治療方法やかかる費用などの説明をしてくれました。

やっぱり今後の見通しがつくだけで、安心感が違いました…( ;∀;)

最初からこの歯医者さんにかかっていればよかった。

悔やんでも悔やみきれません。

 

今の状態

今の状態(治療後)

画像は今の前歯の状態です。(治療後)

提案された治療方法は2つでした。

・抜歯した歯の部分も含めて「ブリッジ」にする
・5本分を「部分入れ歯」にする
分かりやすく番号をつけてみました

分かりやすく番号をつけてみました

<ブリッジについての説明>

抜歯した②の歯の分、噛んだときに①③④⑤の根っこに負担がかかる

(また歯根破折となり同じ状態になる可能性が高い)

①~⑤とは別に、健康な歯も左右2本ずつ大きく削る必要がある

(削られた歯は悪くなりやすく悪循環となる場合が多い)

<部分入れ歯についての説明>

前歯なので、保険適用の部分入れ歯は金具が見えてしまう

保険適用外のノンクラスプデンチャーは20万程度と高額

・ひっかける部分のみを削るため、ブリッジと違い悪循環がない

(歯への負担が少ない)

このような説明を受けましたが、歯科医からおすすめされたのは「部分入れ歯」でした。

ブリッジは費用面では安く済むのですが、抜歯した部分の負担が他の歯にかかり、同じように根っこが割れてしまったり、健康な歯も大きく削る必要があります。

それが悪循環となり他の歯も悪くなってしまい、歯がなくなってしまうケースが多いということでした。

部分入れ歯については、審美的な面を考えると金具が見えないノンクラスプデンチャーがおすすめで、パッと見では全く入れ歯とは気づかれないそうです。

 

金具が見えないタイプの部分入れ歯

金具が見えないタイプの部分入れ歯(イメージ)

 

将来を考えて歯を残す方法を選択

どのような治療方法にするか決断を迫られた時に、やっぱり私は少しでも自分の歯(根っこ)を残しておきたいと考え、「部分入れ歯」にすることに決めました。

費用は高くなりますが…。

よく考えてみると、ブリッジで差し歯も合わせて作ってもらっても数万円はかかります。

安く済むに越したことはありませんが、目先の金額だけを考えてブリッジにしてしまい、2,3年後に他の歯の「根っこが割れちゃったー!」となっては本末転倒です。

さらにはブリッジにする段階で健康な歯も大きく削るので、リスクが大きすぎますよね…。

「30代で入れ歯」になってしまうのはすごくショックですが…。

残っている歯を大切にしていきたいので、今回は思い切って部分入れ歯にしてみようと決断しました!!

 

インプラントにするなら根っこが大事!

すでに画像で現在のお口の状態をご紹介していますが、抜歯していない残りの4本の根っこ部分はキレイに保存してもらうために被せ物をしてもらいました。

銀色の被せ物

銀色の被せ物

どうせ入れ歯にするなら抜いちゃえばいいんじゃない?

と、思いがちですが大事なことがあります。

歯科医に聞いたところ、根っこを抜歯してしまうと支えている骨の部分が溶けてなくなってしまうそうです。

そうなると、将来的にインプラントにしたいと思った時、インプラント本体があごの骨と結合できなくなるので、したくても出来なくなってしまう…ということでした。

自分で言うのもなんですが、まだ若いですし、今は高額で手が出ないインプラントも「やってみたい!」と思うかもしれませんよね(*´ω`)

そのころには少しは安くなっているかもしれないし…笑

もしフリーランスで収益がバンバンでたら…考えます(;^ω^)

そんな私が「ちょっと良いな」と思っているのが「ホワイトデンタルクリニック」さんです。

インプラントにも力を入れていますし、虫歯や歯並びも「短期間」「小回数」で治療を完了してくれるお医者さんです♪

現時点で虫歯がたくさんあって、一気に治してしまいたい方にはおススメですよ!(全国各地にありますが、もちろん福岡院もあります)

インプラント

 

保険適用の部分入れ歯と適用外のノンクラスプデンチャ―

そうと決まったら審美性に優れたノンクラスプデンチャーのご紹介をしたいのですが、実はまだ作ってもらっている段階です( ;∀;)

保険適用の部分入れ歯となると、前歯は特に「金属のバネ」が目立ってしまいます。

この歳でそれは辛いので、今回は泣く泣く自費で支払うことに決めました。

価格は20万円…( ;∀;)

うぉぉぉ!!大切にしますぅぅぅ…。

ノンクラスプデンチャーは見た目だけでなく、薄くて装着性に優れた入れ歯ということなので、出来上がりに期待したいと思います!

出来上がったらまたご報告します(*´ω`)

みなさま、歯の健康は本当に大事ですよ!

80歳で20本の自分の歯!

私も目指して行きたいと思います!!

<治療の続きは以下から>

部分入れ歯が完成!感想とお手入れ方法、総額20万以上の出費について
とうとうこの日がやってきました! 待ちに待った「部分入れ歯」が出来上がりました(*´ω`)♪ なんのこっちゃ?という方は前回の記事をご参照くださいね! <①前歯がなくなった歯根破折> <②治療経過~ブリッジと...