「香害」という言葉をご存知ですか?
今の時代、体の香りについてもエチケットということで、多種多様な柔軟剤を販売しています。
ほとんどの方が「柔軟剤」を利用しているのではないかな?と思いますが、使用の仕方を誤ってしまうと、強い香りを周りにまき散らしてしまい、周囲の方が不快な思いをする場合があります。
このような事を指して、最近では「香害」という言葉が定着しつつあります。
私もアレルギーがあるので強すぎる匂いはダメです。
エレベーターの中だったり、強い香りがする人の後ろを歩くと、くしゃみが止まらなくなって息苦しさを感じてしまう事があります。
そのため人の多い場所へ外出する際は、真夏でもマスクをしています。
もしかすると軽度の化学物質過敏症なのかもしれませんが、私のように診断はされたことないけど、同じような辛さを感じた事がある人は多くいるようです。
また、この病気の為に制限のある大変な生活を送っている人もいます。
人工的な香りでアレルギー?化学物質過敏症について
「化学物質過敏症」は外見で判断出来る病気ではないことから、認知されにくい病気の一つです。
ここ数年で患者数も増えているようです。
消費者のニーズによって種類がかなり増えてきた「柔軟剤」ですが、近年では海外の商品なども手軽に手に入れる事が出来るようになりました。
柔軟剤の役割は「洗濯後の衣類をふんわりと仕上げるため」に使うのですが、ここ最近の広告などを見ると「香りが長続きする」や「〇〇の香り」など、香りの印象がかなり強くなってきていますよね。
そのため、柔軟剤=香りづけ(洋服の香水)と考えている消費者が多くなってしまい、良かれと思って多めに使用したりと、誤った使用方法で洗濯をしている人が多くなっていると感じています。
特定非営利法人化学物質過敏症支援センターさんの情報サイト
症状は?
さまざまな症状があるようで、代表的なものが以下となります。
・鼻水・鼻詰まり
・のどの痛み・ものが飲み込みにくい
・下痢や便秘
・せきやくしゃみ・呼吸がしにくい
・湿疹・蕁麻疹
・感染症にかかりやすくなる
・頭痛・吐き気
上記だけでなく他にも色々な症状があり、酷い症状の場合は「農薬を使った野菜を食べると呼吸困難を起こしてしまう…」という方もいらっしゃるようです。
どんなものに反応してしまうのか
化学物質が含まれているものに体が反応してしまい、症状を引き起こしてしまうため、数えるとキリがないような状況でした。
どの家庭でも当たり前に使っているものばかりです。
これら全てを避けながら生活するのは制限が多すぎて、かなり辛いことが容易に想像できますね。
もちろん少しだけなら大丈夫という方も多くいるので、化学物質過敏症について調べるにつれて、何事も適量が大事だと痛感しました。
また、化学物質過敏症ですが「誰がいつなってもおかしくない病気」ということです。
自分は大丈夫と思わず、人工的な香りについて一人一人のモラルが必要な問題となります。
北九州市に本社を置く、シャボン玉石けんの広告
北九州市に本社を置く、「シャボン玉石けん」さんが鋭い広告を出しています。
シャボン玉石けんさんは、無添加にこだわった商品を長年作り続けている、北九州の老舗の会社です。
パッと見は柔軟剤の広告のようですが、煙が工場のようにモクモクと出ていてインパクトのある広告になっています。
「人工的な香りをかいで、頭痛・めまい・吐き気などの体調不良を起こしたことがある」と答えた人がなんと5割を超えていました。
過剰な香料や添加物を使う必要があるのか。
というメッセージと共に、消費者一人一人に問いかける形で広告は終わっています。
無添加にこだわり続けるシャボン玉石けんさんだからこそ、伝えられるメッセージかと思います。
工場見学も出来ます
そんなシャボン玉石けんさんでは、工場見学も実施されています。
この機会に無添加のこだわりと、石けんが出来るまでの工程をご家族やお子様と一緒に体験するのも良いかもしれませんね♪
<工場見学について>
不快な香りをまき散らさない勇気が必要
ここまで書いてきましたが、体臭や食事の匂いをエチケットとして気にすることを批判しているわけではありません。
ですが、「変な匂いより、いい香りがたくさんした方が良い」という考えはありませんか?
使用方法(容量)を誤ったままつけられた「強い香り」について、こういった病気で苦しんでいる人がいたり不快に思う人がいるという事を、もっとたくさんの人に伝われば…と思い、今回記事にしました。
何事も適量が大切という事ですね(^^)/
それでは、本日もここまで読んでいただき、ありがとうございました!